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  • PRESS RELEASE 2025.8.10

    「存続危機にあるフィリピン・カオハガン島の文化を救いたい」高校生が発案した島の新商品をクラウドファンディングで販売開始

    「存続危機にあるフィリピン・カオハガン島の文化を救いたい」高校生が発案した島の新商品をクラウドファンディングで販売開始

    海外留学エージェント「スマ留」を運営する株式会社リアブロード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:神田 慎)は、私立青稜中学校・高等学校(東京都品川区、校長:青田泰明、以下「青稜高校」)と共同で、2025年2月に高校生を対象とした商品企画コンテストを開催しました。本コンテストで見事優勝に輝いた高校生のアイデアが、このたび商品化され、2025年7月1日よりクラウドファンディングにて販売を開始することをお知らせいたします。

    ■職人の担い手不足で、カオハガン島文化が存続危機に。

    カオハガン・キルトの一例
    キルト制作現場の様子

    フィリピン・セブ島の南、美しい海に囲まれた周囲わずか2キロの小さな島「カオハガン」。この島には、700人の島民が暮らし、島の自然や暮らしをモチーフにしたパッチワークの布作品「カオハガンキルト」が、島の職人による手作業で1つ1つ大切に作られてきました。

    しかし現在、キルトづくりを担う職人の高齢化が進み、若い後継者が不足しています。さらに、作品の購入者が減少し、制作資金の確保も厳しい状況です。島の大切な収入源であるキルト文化は、今まさに存続の危機に直面しているのです。このまま何も手を打たなければ、島民の暮らしそのものが揺らぐ可能性があります。

    ■カオハガン島の課題解決と学びをつなぐ、三者共同プロジェクトが始動

    当社は、カオハガン島が抱えるこうした課題を深刻に捉え、島に何らかの形で貢献できないかと模索しました。また同時に、日本人学生を海外に送り出す立場として、今こそ“留学の本質的な価値”を問い直すべき重要な転換期だと認識しました。単なる語学の習得にとどまらず、現地の文化や人々の暮らし、さらにはその背後にある社会課題にも目を向けること。こうした姿勢こそが、国際教育の本来あるべき姿だと捉えています。

    このような背景から、「カオハガン島の課題解決」「海外の社会課題を通じた、学生の探究的学びの促進」という二つの目的を掲げ、想いに賛同いただいた青稜高校・カオハガン島・当社の三者で共同プロジェクトの立ち上げに踏み出しました。

    ■高校生発案の”推し活グッズ” カオハガン島の新商品として誕生

    優勝賞品「留学1週間チケット」を獲得した佐貫さん
    ※上記画像は商品サンプルです。実際と多少異なります。

    商品を企画した青稜高校3年生の佐貫奈菜さん(17)は、学校のSDGs部に所属し、日頃から持続可能な社会の実現に向けた活動に積極的に取り組んでいます。そうした問題意識から、キルト存続に向け、スマ留と青稜高校が共同で開催した「商品企画コンテスト」に参加しました。佐貫さんが提案したのは、キルトの廃材である端切れ布を活用したトレカケース。Z世代の流行とカオハガン島の文化を融合させた企画力が高く評価され、今回の最優秀賞に輝き、商品化が実現されました。

    ■企画の原点は、島民の悩みの声

    左から:カオハガンキルト職人の方、佐貫奈菜さん、カオハガンキルト島在住日本人 サラザーエラミル嘉恵様

    企画のきっかけは、島に暮らす日本人女性から「若い世代にカオハガンキルトの魅力が伝わっていない」と聞いたことでした。そこで佐貫さんは、若者に親しまれる“推し活グッズ”に着目。

    ネット調査に加え、渋谷や原宿でのリサーチから、トレカケースの人気に注目し、商品アイデアへと繋げました。その後、当社が贈呈した“1週間の留学体験”で現地を訪問し、キルト制作を視察。島の方々と対話を重ねながら商品化を進めました。

    ■「JKアイデアでカオハガンキルトを守る」本日7月1日より高校生がクラウドファンディング開始

    より多くの方にカオハガン島の現状を知っていただくべく、佐貫さんが企画した商品をクラウドファンディングにて販売開始します。皆さまからいただいた資金は、全額をカオハガン島へ寄付します。

    カオハガン島の文化を守るため、皆さまの温かいご支援をお待ちしております。

    ▼募集時期

    2025年7月1日~2025年9月末まで

    ▼リターン

    ・アップサイクルトレカケース:支援金1,500円(数量限定30個)

    ・「カオハガン島支援!現地キルターからありがとうメール」コース:支援金1,000円

    ・「カオハガン島支援!現地キルターからありがとう動画」コース:支援金5,000円

    ・「カオハガン島支援!現地キルター、島の子供たちからありがとう動画」コース:支援金10,000円

    ▼ご支援いただいた資金の使い道

    全額をカオハガン島へ寄付

    ・キルトの制作活動費

    ・キルター(キルト職人)への支援金 など

    ▼商品企画・出品者:青稜高等学校3年生佐貫奈菜さん

    <経歴>

    2024年度SDGs部副部長。衣類ゴミや食品ロス問題などのプロジェクトでリーダーを務める。SDGsQUESTみらい甲子園2024年度東京都大会ファイナリスト。2030年以降を見据えたBeyond SDGs時代に向けて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

    <コメント>

    このプロジェクトを通じてカオハガン島の人々の生活が豊かになり、キルト文化が守られることを願います。端切れを使用し、島民の自由な発想で一つ一つ手作りされるトレカケースは、一つとして同じものが存在しません。日本の方々にカオハガン・キルトの素晴らしさを知っていただく第一歩になれば幸いです。

    ▼クラウドファンディングの詳細・ご支援のお申込み

    下記ページをご覧ください。(青稜高校運営のクラウドファンディングページに遷移します)詳細を見る


    ■青稜中学校・高等学校校長 青田泰明様からのコメント

    カオハガンキルトという伝統的なプロダクトと、Z世代らしい感性が巧みに融合した今回のアイデアは、単なる「良いこと」という枠を超えて、SDGs的な活動を次代に紡ぎ続けるための一つのヒントになるような気がしています。

    昨年度までSDGs部の副部長を務め、これまで学外のコンテストやイベント等でも活躍を重ねてきた佐貫さんらしい素晴らしい取り組みだと思いますし、その基盤をつくり支えてくださった神田社長をはじめとするリアブロード(スマ留)の皆さまには、学校長として心から感謝申し上げます。素晴らしい留学経験の中で、世界の実情を肌で直接感じたからこそ実現したこの企画が、我々大人世代の想像や想定を超えて、大きく広がっていくことを心から願っています。


    ■株式会社リアブロード(スマ留)代表取締役社長からのコメント

    青稜高校出身の弊社従業員と青田校長先生との繋がりから、今回コンテストの企画運営に携わらせていただきました。多数の応募の中から選ばれたファイナリストメンバーのアイディアは斬新かつ興味深いもので、特に優勝した佐貫さんのアイディア、そしてプレゼンは圧巻でした。改めておめでとうございます。

    この度、協力してくれたカオハガン島は、私も大好きな1つの島です。カオハガン・キルトは、自給自足で暮らす島民たちの大切な収入源であり、カオハガンの人たちの暮らしや子供たちの教育を大きく支えているのです。日本の若い子たちにもカオハガンキルトの素晴らしさを知ってもらいたい、そんな想いから実現したプロジェクトでもあります。

    また、当社が掲げているブランドフィロソフィーは「Make The World Your Stage」。世界をもっと身近に、自分らしく活躍できる場としてとらえてほしい――そんな想いがこの言葉には込められています。今回のプロジェクトでは、学校の枠を超えて実社会とつながり、リアルな課題に向き合いました。その中で、参加した学生たち自身が「自分の行動で社会を動かす」という経験を得られたことは、まさに“世界を舞台にする”第一歩だったと感じています。今回の企画で、1人でも多くの子達が海外に興味を持ち、活躍できることを期待しています。是非皆さまのご支援をお願いします。

    ■カオハガンキルト島在住日本人 サラザーエラミル嘉恵様からのコメント

    こんにちは。わたくしは、カオハガン島でカオハガンキルトの管理をしているサラザーエラミル嘉恵と申します。カオハガンキルトが生まれてから約25年が過ぎ、世代交代が始まりつつある中で、島の若者にキルトづくりの魅力を伝えることの難しさを感じていました。また、カオハガンキルトをより多くの人に知っていただくために、新しい商品開発をしていく中で、青稜高校の皆さまと出逢い、いまの若者のニーズに合った商品を提案していただきました。

    新しいものづくりにチャレンジはつきものですが、島の若者たちがつくりだす作品が日本の若者の元へ届くことを想像すると、ワクワクが止まりません。少しずつ広がりつつある輪が広がっていきますようにと心から願っています。

    海外留学エージェント「スマ留」について

    「スマ留」は年間利用者数9,000名以上の海外留学エージェントです。海外語学学校における時間帯別の稼働率に着目したシェアリングエコノミーのビジネスモデルにより、シンプルな料金体系かつ圧倒的な低価格を実現しております。海外留学エージェント10社におけるブランド調査でも「利用者数」「信頼度」「認知度」の3つで1位を獲得しています。

    「スマ留」サービスサイト:https://smaryu.com/
    「スマ留」公式LINE:https://x.gd/ZBqxz
    「スマ留」公式Instagram:https://www.instagram.com/sma_ryu/
    「スマ留」公式TikTok:https://www.tiktok.com/@ryugaku_suteki
    「スマ留」公式X(旧Twitter):https://twitter.com/sma_ryu
    「スマ留」公式Youtube:https://www.youtube.com/@lagomstudy2.081

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    オンライン留学手配サイト「warple」について

    「warple(ワープル)」は、語学学校/プログラムの検索・お申込み、渡航までの準備、学校/宿泊先の手配など、全てをインターネット上で完結でき、どこよりも安く留学が実現できる”日本初”のサービスです。

     「warple」公式サイト:https://www.warple.jp/
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    株式会社リアブロードについて

    株式会社リアブロードは、「Make The World Your Stage .」をフィロソフィーに掲げ、留学に行きたい時に誰もが気軽に利用できるサービスを提供することをミッションとしています。海外留学エージェント「スマ留」・留学個人手配サイト「warple」・英会話学習メディア「留学マナビジン」を運営しています。

    所在地:東京都渋谷区代々木2丁目11-17 ラウンドクロス新宿6階
    代表者:代表取締役 神田慎
    設立年:2014年
    資本金:1億1,000万円(資本準備金を含む)
    コーポレートサイト:https://reabroad.co.jp/
    「Re-abroad Inc.」YouTube:https://www.youtube.com/@Re-abroad